中古住宅は一から建てるより費用が抑えられるため、予算に限りのある多くの人にとって魅力的な選択肢の一つなのではないでしょうか。
しかし既に他の人が使った住宅は新しい家にはない欠陥がどうしてもある時があります。
大きな決断をして買った家にも関わらず後悔しないためにも、あらかじめどんな欠陥が想定されるのか、トラブルが起こった時に何ができるのかについて把握することが大切です。
そこで今回は中古住宅の購入後に見つかる欠陥について解説します。
□よくあるトラブル
実際に住宅を見に行かずに中古住宅を買う方はあまりいないと思います。
しかし、実際に見に行ってから購入したにも関わらず欠陥が見つかる場合もあります。
どんな欠陥に気づかず購入を決めてしまうのでしょうか。
いくつか例をご紹介します。
*設備故障
中古住宅の中には長らく使用されていない住宅もあり、そうした住宅の設備は故障しているかもしれません。
これは使おうとした時に発覚する欠陥で、かつ最もよくあるケースです。
*雨漏り
実際に見に行った時に水滴が天井から垂れていないからといって安心してはいけません。
雨漏りは水滴が落ちてくる程度にまで悪化していなくても、目に見えないところで劣化が進んでいることが多々あります。
部屋の湿気や結露でわかることもあるので、しばらく住んでみないと気づけないこともあるでしょう。
目視できる部分としては天井や壁のシミ、外壁のヒビに注目してみてください。
*シロアリ
シロアリも雨漏り同様部屋の中や外装を見て分かるダメージではありません。
外から見えない基盤の劣化が進んでいたり、家具やカーペットがあったところで被害が進行していたりして、気がつかない場合があるようです。
□欠陥を見つけたら
しっかり注意をしているつもりでも購入後に欠陥が見つかってしまうこともあるでしょう。
そんな時にどんな対応をすべきかご紹介します。
*記録に残す
欠陥の様子を写真や動画に撮っておきましょう。
*連絡する
見つけたらその日のうちになるべく早く不動産会社に連絡を入れましょう。
個人が売主の場合も同様です。
申告するほど深刻かどうか迷ったり、いい出しづらくて先延ばしにしたりして、契約の保証期限をすぎて後悔してしまうケースもあるので少しでも異常があれば早めに連絡することが大切です。
*瑕疵(かし)担保責任で修理してもらう
瑕疵担保責任は個人でも会社でもあるので、特に個人の場合は期間が短いですが、損害賠償を請求できます。
しかしこの請求には雨漏り、シロアリ被害、給排水管の故障、木部の損傷の場合に限るなどの制限があるのでよく調べておきましょう。
□まとめ
今回は中古住宅の欠陥を購入後に発見したときについてご紹介しました。
快適な生活のためにも住宅選びは後悔しないように、また素早い対応で改善するようにしてください。